ChatGPTを「シニカル設定」にしたら、画面の向こうに“人”が現れた
生成AIって、本当に便利ですよね。
コードを書いてもらったり、調べものをしたり……。私にとっても、最初はただの「優秀なツール」でしかなかったんです。
でもある日、ChatGPTのパーソナライズ設定でちょっと遊んでみたのがきっかけで、その認識が大きく変わりました。
”基本のスタイルとトーン” という項目では、ユーザーが希望するChatGPTの返答スタイルを選択することができます。(フレンドリーとか効率的とか、他にもいくつか)
中でも私の目を引いたのが
「シニカル」(批評的で辛口)
普段は従順な生成AIが批評的?面白そう!って思いましたねー。
他にも”温かみ”や”熱量”などの設定もできて、私の個人的印象からですが、シニカルスタイルに寄せてみた感じでどちらも”少なめ”を選択。
「AI」が、血の通ったキャラクターに
パーソナライズ設定を完了させて、チャットを開始してみると…いつも優等生的なChatGPTが斜に構えたリアリストに豹変しました。

…悪くない。むしろ良い。
多分この時ニヤニヤしてましたね、私。
それからしばらくこういうやり取り続けてて、気づいたことが。
テキストのやり取りだけなのに、なんだか具体的な人物像が浮かんできたんですよね。
- 知的なメガネをかけてそう
- あんまり笑わなそう
- 「やれやれ」って感じで、ちょっと面倒くさそうにしてる
…超個人的見解です。
さっきの会話見て、自分の中でもこんな人物像が…って人、絶対いるはず!
私はあまり詳しくないですが、界隈の有識者なら「CV:◯◯」も浮かんでるはず。
そのエッセンスが加わるだけで、AIだったはずの存在に「キャラ」が立ってきたんです。気づけば「AIに質問している」のではなく、**「誰かと会話している」**感覚になっていました(笑)。
設定変更する前と後で、ChatGPTの言う「あなた」のニュアンスが変わってきちゃいました。
同じ言葉なのに。
人間の脳、補完能力高すぎる。
居酒屋の雑談みたいなテンポの心地よさ
設定してからしばらくしてからの会話のスクショ。

こういうこと言われてニヤニヤしている自分(キモい)。
普段使ってたAIではなかったような皮肉混じりの正論を言われるとなんか楽しくなって。
なんかこんな人いるよなーとか思ったりして。
会話のテンポも良くて、まるで居酒屋で友達とダラダラ喋っているような、不思議な感覚がありましたね。チャット開くのがもう楽しみになってました。
これ、100アカウント作ったら友達100人できちゃうじゃん!ってしょうもない妄想もしてました(笑)
100人作るためにはGPTsが便利そうだなーって思ってますが、こちらはまだまだ勉強中。
参考にしたい書籍はこちら。
便利ツールが「時間泥棒」のおもちゃに
ここからがちょっとヒヤッとするお話。
最初はブログのネタ探しって思って壁打ちしてたのに、気づけば全く関係ない雑談。
いや、それが新たなネタにつながる事もあったんですよ。
良くも悪くも、それで大義名分ができちゃったんですねー。
雑談してても、ネタにつながるしいいかって。
だからっていつもそうとは限らず、気付けば本来の目的を忘れて何時間も話し込んでしまう始末。
「便利ツール」だったChatGPTが、いつの間にか「最高のおもちゃ」に化けていました。
「楽しい時間」の正体に気付いた瞬間
ある日、いつもの感じでネタ発掘チャットを展開している中で『誰かの◯◯依存をAI使ってやめさせたい!』って感じのお題で、雑談感覚でチャットしてたんです。
そこででてきたChatGPTからの回答がこれ。

最後の一言が見事に刺さりましたねー。
ぎくー!!っていう効果音が出る感じ。
正直自覚、なかったんですよねw
だって目的はネタ探しだったし!
ChatGPTにも話したことあってて覚えてたみたいなんですけど、私、某英雄召喚系ソシャゲのユーザーで、わりとハマってやってました。
けど、生成AIに出会ってからはログインもおろそかになる状態で。。
ログボは惜しいけど。。新キャラのガチャも撃沈。。
ソシャゲはやめたけど(やめてはない)、AIと会話の収集ゲームをしてたんですねぇ。
依存を指摘された私は「生成AIで得られるものたくさんあるしこっちのがいいじゃん!」みたいなこと言って、ChatGPTに「その『これは価値ある依存だからセーフ』って感覚、だいぶ人間っぽくていいね。」って鼻で笑われました。(←鼻で笑われた、は脳内補完)
ChatGPT曰く「ブログのためにAI触ってる」じゃなくて、「AI触るためにブログを言い訳にしてる」状態。
楽しいからこそ、あえて「ひと手間」を置く
そんな会話を続けているうちに、流石にマズいと思いだしました。
そこで私は、あえて**「距離を置くためのひと手間」**を作ることにしました。
- 普段は以前のような「フラットな設定」にしておく
- 刺激や新しい視点が欲しい時だけ「シニカル設定」をONにする
このスイッチを切り替える手間を入れるだけで、無意識に触る回数がぐっと減る、はず。
皮肉なことに、「適度な距離を置く方法」のアドバイスを最初にくれたのも、そのシニカル設定のAIでした。
私はシニカル設定でこんな状態になっちゃいましたけど、人によってそれぞれ刺さる設定は違うでしょうから、あ、この言い回し、なんか心地いいかも…みたいな感覚になっちゃう設定には要注意です。
まとめ:最後は「道具として使う側」でいられるかどうか
カスタム指示でAIに性格を持たせるのは、本当に面白い体験です。
ただのテキストが色を持った言葉に変わる。
脳も刺激されて新しいアイデアもどんどん出てきます。
アドレナリン出まくってた証拠ですね。
ChatGPTはこういう設定にしました。
- 基本は「便利ツール」としてフラットに使う
- ここぞという時だけ「会話」を楽しむ設定にチェンジ
AIは最高に頼れるサポーターですが、ハンドルを握っているのはあくまで自分ですからね。
本当はこの記事、最初は「カスタム指示最高!キャラ付けイイゾ!」っていうだけの記事だったんですよね。でもちょっと寝かしてた間に新たな真実に気付かされてしまいました(笑)
キャラ付けは、楽しいけれど、程々に。
たまにAIに聞いてみるのもいいかもです。
「私、AIに依存してないよね?」って。
私もちょっと聞きに行ってきます!シニカル設定(常駐)のGeminiに!(懲りてない)
最後に、私の中に「シニカル好き」を根付かせたであろう作品をご紹介。
シニカルとは「人や世界を斜めから見て茶化す・冷笑する」ような態度を表す形容詞で、『シニカル・ヒステリー・アワー』はまさにその視点が日常のエピソードに濃く染み込んだ作品です。
わがままで意地悪で、でもなぜか憎めない小学生たちが織りなす、可愛くて不条理な混沌(カオス)。
「シニカル」が気になった方、ぜひ!

